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歯並びの乱れが招く歯周病リスク ― 奥歯にたまりやすい歯石にご注意を


歯並びが乱れている部分は、歯ブラシが十分に届きにくく、磨き残しが起こりやすい場所です。そのため、歯ぐきの中にある歯の根の表面に歯石がたまりやすくなります。
1枚目の写真は、右上の奥歯を拡大して撮影したものです。写真右端の大きな歯は、周囲の歯と比べてやや外側に傾いています。この歯と手前の歯の間に、大きな歯石が付着していました(2枚目写真の丸で囲った部分)。
このように歯列の乱れがあり、さらに右上の一番奥という位置関係のため、
・歯ブラシの毛先が当たりにくい
・歯間ブラシも通しにくい
といった理由から、歯周病やむし歯のリスクが高くなります。
歯周病は、痛みなどの自覚症状がほとんどないまま進行する病気で、「サイレント・ディジーズ(silent disease)」とも呼ばれています。痛みが出たときには、すでに症状がかなり進行しているケースも少なくありません。
そのため、症状がなくても歯科医院で歯周病治療を行い、定期的に検診を受けることが大切です。また、歯科医院で正しい磨き方を学び、ご自宅で毎日セルフケアを続けることが、歯周病予防において最も重要です。
歯科衛生士が患者さん一人ひとりのお口の状態や生活習慣に合わせて、歯ブラシや歯間ブラシなどの衛生用品をおすすめしています。
無理なく続けられるケア方法を一緒に考えていきますので、どうぞお気軽にご相談ください。
当院では、歯周病治療に力を入れており、歯科用顕微鏡を使用した高精度な診療を行っています。細かな歯石や歯周ポケットの状態までしっかり確認し、患者さん一人ひとりに合わせた治療とケアのご提案をしています。
忙しい毎日の中でも、無理なく続けられるケアを大切に。
私たちは、女性のライフスタイルに寄り添う歯科医療を提供しています。